2009年5月アーカイブ

先日、カジュアルな飲み会の席でPerl 5.10が2007年12月19日にリリースされてから早1年半が経ったけど何か普及してなくない?って話をしてました。

そんな中、ノートのOSをUbuntu 8,04から9.04に変えてUbuntuは8.10からすでに5.10がデフォルトでインストールされてるということを知り、5.10は普及してないというのは自分の単なる思い込みかもしれないと思い、ちょっと調べることにしました。

で、見つけたのがDistroWatch.comという、300ちかいのLinux/BSDのディストリビューションの情報が紹介されているサイトで、ここからWeb::Scraperで各ディストリビューションの最新バージョンのPerlのバージョンをスクレーピングしてみました。ついでに最近見つけたChart::Clickerというモジュールでグラフを作ってみました。

結果は

foo

5.10.0124
5.8.8124
none29
5.8.76
5.8.64
5.8.03
5.8.43
5.8.93
5.8.53
5.8.21
5.9.41
5.6.11


と、5.8.8と5.10.0が同数という結果になりました。もちろんわけのわからんマイナーなディストリビューションや単なる派生ディストリビューションも含まれるのでこの情報にどこまでの意味があるかわかりませんが、なかなか面白い結果になりました。

そもそもメジャーなディストリビューションで5.10じゃないのはRHELとCentOSくらいです。(ともに6からはFedora 11ベースになるはずなので5.10になると思います。)後はDebian, Fedora, Ubuntu, openSUSE, Mandriva, Slackwareと軒並み5.10がデフォルトなので、ディストリビューションという観点からは中々の普及率と言えると思います。

後はレンタルサーバーのOSの移行がどこまで進むかにかかっていると思います。

ちなみに今回使用したコード

emobileのD11LCというUSBモデムを使っています。8.04ではusbserialというドライバがモジュールだったのが9.04からカーネルに組み込まれたため、設定を変える必要があったのと毎回探すの面倒なのでメモっておきます。

usb_modeswitchのインストール
D11LCはそのままつなぐとUSBストレージとしてみえるのでモード切り替えを行うためusb_modeswitchをインストールします。コンパイルにはlibusbが必要なのでこれもインストールしておきます。

sudo apt-get install libusb-dev
wget http://www.draisberghof.de/usb_modeswitch/usb_modeswitch-0.9.7.tar.bz2
tar jzvf usb_modeswitch-0.9.7.tar.bz2
cd usb_modeswitch-0.9.7
make
sudo make install

usb_modeswitchの設定
/etc/usb_modeswitchから以下の部分の;を外して有効化します。

/etc/usb_modeswitch
--snip--
########################################################
# Alcatel OT-X020 (aka MBD-100HU, aka Nuton 3.5G), works with Emobile D11LC
#
# Contributor: Aleksandar Samardzic

DefaultVendor=  0x1c9e
DefaultProduct= 0x1001

TargetVendor=   0x1c9e
TargetProduct=  0x6061

MessageEndpoint=0x05
MessageContent="55534243123456780000000000000606f50402527000000000000000000000"
--snip--

udevルールの作成
毎回usb_modeswitchを起動するのは面倒なのでUSBにモデムが差されたら自動的に起動するようにudevルールを作成します。

/etc/udev/rules.d/00_modem_d11lc.rules
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="1c9e", ATTR{idProduct}=="1001", RUN+="/usr/sbin/usb_modeswitch -Q"

カーネルパラメータの設定
8.04ではmodproveでusbserialモジュールの設定を変更していましたが、9.04ではカーネルに組み込まれたのでカーネルパラメータとしてusbserial.vendor=0x1c9e usbserial.product=0x6061を渡します。

/boot/grub/menu.lst (kernelの行は見た目の都合上折り返してますが一行です)
--snip--
title       Ubuntu 9.04, kernel 2.6.28-11-generic
uuid        43c8028b-a7d0-453a-bea0-ee259aaa246fe
kernel      /boot/vmlinuz-2.6.28-11-generic root=UUID=43c8028b-a7d0-453a-bea0-ee259aaa246f 
ro quiet splash usbserial.vendor=0x1c9e usbserial.product=0x6061
initrd      /boot/initrd.img-2.6.28-11-generic
quiet
--snip--

GNOME-PPPのインストールと設定

sudo apt-get install gnome-ppp

gnome-pppはroot権限で実行する必要があるので、パネルのメニューの編集から[インターネット]-[GNOME PPP]を選択[プロパティ]をクリックして[コマンド]をsudo gnome-pppに変更します。

さらに、sudoでパスワードを毎回聞かれるのはたまらないのでvisudoで
--snip--
%admin ALL=NOPASSWD: /usr/bin/gnome-ppp

を追加します。

GNOME-PPPの設定は
Username: em
Password: em
Remember password: on
Phone number: *99***1#

Setup:
    Modem:
        Device: /dev/ttyUSB0
        Type: Analog Modem
        Speed: 460800
        Phone Line: Tone
        Volume: Off
        Options:
    Desktop Integration:
        On connection:
            Minimize: on
            Dock in notification area: on
        Connection:
            Auto reconnect: off
            Abort connecting if line is busy: off
            Abort connecting if no dialtone: on
            Check carrier line: on
            Check default route: on
            Ignore terminal strings (stupid mode): on
            Send custom reply: off
な感じです。

で、再起動して、モデムを差してGNOME-PPPを起動してConnectでオッケーなはずです。

参考:

RIMG0319.JPG

Inspiron Mini 12はチップセットがPoulsboのため、8.10ではドライバ周りがリリースされずに苦い思いをしてきたわけですが、ここにきてUbuntu Mobile Teamが結構がんばってくれたみたいで、9.04リリース時には間に合わなかったものの比較的早くに9.04用のドライバ群がリリースされたので9.04にシフトしてみました。

今回は普通にUbuntu 9.04デスクトップ版をインストールしました。この時点で画面解像度以外で特に問題もなくインストールできました。

あとはLaunchpadのPPA for Ubuntu Mobile Teamにあるとおり

deb http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mobile/ppa/ubuntu jaunty main
deb-src http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mobile/ppa/ubuntu jaunty main

をリポジトリソースに追加してやって、パッケージマネージャからxserver-xorg-video-psbをインストールして再起動すればOKです。

9.04にしてまだ時間が経ってないのでなんともいえないですが、起動は確かに速くなった気がします。ウィンドウの描画もキビキビした感があるような気がするけど、ベンチ取ってるわけではないので気のせいかも知れません。

ちなみに主にこんな感じのものがインストールされます

  • xserver-xorg-video-psb - X.Org X server -- Interl Poulsbo (2D)
  • psb-modules Kernel module built for -generic or -lpia kernel
  • libdrpm-poulsbo1 - Userspace interface to kernel DRM services -- runtime

また

  • libgl1-mesa - The OpenGL utility library (GLU)
  • libgl1-mesa-dri - A free implementation of the OpenGL API -- DRI modules
  • libgl1-mesa-glx - A free implementation of the OpenGL API -- GLX runtime

とか入ってるので3Dアクセラレーションも効くのかな、などと思いつつも必要ないので効力の程はわかりません。

追記: dmesgしたら
[drm:psb_xhw_add] *ERROR* No Xpsb 3D extension available.
とか出てたので効いてないっぽいですね。というか、3Dアクセラレーションとビデオ再生アクセラレーションはプロプライエタリなファームウェアが必要なのでちょっと期待できないですね。


さらに追記:
http://launchpad.net/~ubuntu-mobile/+archive/ppa/+sourcepub/605405/+listing-archive-extra
http://launchpad.net/~ubuntu-mobile/+archive/ppa/+sourcepub/605406/+listing-archive-extra
8.10ではfirmwareや3DのXドライバが出てて3Dサポートもされてるので期待できそうです。

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